日本画院年表|日本画院 -新しい日本画の創造-

Chronology日本画院年表

創立趣旨

今日、日本画壇を見るに私塾並びに少数同志試作展覧会は幾団体かを数えることができるが、全般の日本画人にとって公共の作品発表機関となし得るものは稀である。
殊に東京画壇においてこの感を深くする。

日本画院はこの不備を痛感しここに作品を公募して一派一党を超越した作品発表機関を提供し、新たなる時代を負うべき鋭意の作家を迎えて、共に研鑽しその発達奨励に寄与せんことを期するものである。

昭和十三年五月

日本画院年史

明治12年《龍池会》→明治20年《日本美術協会》→明治30年《日本画会》→大正12年《革新日本画会》,改組新日展明治12年《龍池会》→明治20年《日本美術協会》→明治30年《日本画会》→大正12年《革新日本画会》,改組新日展

日本画院日本画院

1938(昭13)
  • 日本画院結成
  • 4月12日、東京京橋・第一相互ビル竹葉亭において賛助同人20名の出席者による協議会が開かれ、正式に結成をみる。
  • 声明書:「現下の日本画壇の趨勢に鑑み、之を積極的に結束するの要を痛感し、茲に日本画院の成立を見るに至る。吾らは協力を以って清澄なる画壇の先駆者たらんとす」
1939(昭14)
  • 1月14日、2月6日、同人会開催
    <同人> 岩田正巳 服部有恒 畠山錦成 西沢笛畝 川崎小虎 吉岡堅二 吉田秋光 吉村忠夫 高木保之助 常岡文亀 根上富治 永田春水 野田九浦 矢沢弦月 松本姿水 福田豊四郎 小泉勝爾 穴山勝堂 飛田周山 望月春江 森白甫
  • 主旨:近時日本画壇を見るに私塾並に少数同志試作展覧会は数団体かを数えることも出来るが、全般の日本画人にとって公共の試作発表機関として利用し得るものはないのである。殊に東京画壇に於いてこの感を深くする。日本画院はこの不備を感じ茲に公募して一派一党を超越した試作発表機関を提供し、同人並に招待者の研究は固より、新たなる時代を負うべき鋭意の作家を迎えて、共に研鑽しその発達奨励に寄せんことを期するものである。
  • 日本画院第1回展(4月22日~5月7日、東京府美術館) 以降第6回展まで毎年開催。
1945(昭20)
  • 戦況の一段の悪化、敗戦。激変する社会状況の中で日本画院展の開催を2年間見送られた。
1946(昭21)
  • 事務所移転 東京都本郷区西片町10番地へ-4号 望月春江方
1947(昭22)
  • 日本画院同人展(2月20日~28日 東京日本橋・三越)
  • 日本画院第7回展(7月15日~27日 東京都美術館)
1948(昭23)
  • 日本画院第8回展(5月12日~22日、東京都美術館)
  • 事務所移転 東京都台東区谷中清水町1(現在の台東区池之端4-23-17) 望月春江方
1949(昭24)
  • 日本画院第9回展(6月7日~18日、東京都美術館)
  • 「日本画院友の会」発足:「友の会賞」を設け、毎月「友の会研究会を開催。持参した会員の作品・下図等の互評や同人の講評をおこなって、研究に資するようにする。また美術に関する学者・評論家等の講演会や美術館の見学も行う。
1950(昭25)
  • 第10回日本画院展(4月28日~5月11日 東京都美術館)
1952(昭27)
  • 第12回日本画院展(5月5日~19日 東京都美術館)
  • 日本画院叢書第1号を発行(5日)
1954(昭29)
  • 第14回日本画院展(5月4日~18日 東京都美術館)
  • これまでの同人、展覧会委員及び友の会委員、研究会員の構成を同人、委員幹事、委員、会員の組織に改正。
1955(昭30)
  • 日本画院会員展(4月15日~20日 東京銀座・松屋)創立15周年を記念する同人、幹事の小品展。
  • 第15回日本画院展(5月4日~18日 東京都美術館)
1957(昭32)
  • 第17回日本画院展(5月5日~21日 東京都美術館)
  • 従来の同人を創立同人と同人にする。
1958(昭33)
  • 第18回日本画院展(5月15日~30日 東京都美術館)
  • 「少年部」を新設。入選作790点展示
  • 創立同人望月春江、第14回日本芸術院賞受賞(第13回日展「蓮」に対して)
1960(昭35)
  • 第20周年記念日本画院展(5月10日~23日 東京都美術館)
1961(昭36)
  • 第21回日本画院展(5月10日~22日 東京都美術館)
  • 創立同人川崎小虎、第17回日本芸術院恩賜賞受賞(日本画壇に尽くした功績に対し)
  • 創立同人岩田正巳、第17回日本芸術院賞受賞(第3回日展「石仏」に対して)
1965(昭40)
  • 第25回記念日本画院展(5月10日~22日 東京都美術館)
1970(昭45)
  • 第30回記念日本画院展(5月10日~22日 東京都美術館)
1974(昭49)
  • 第34回日本画院展(5月10日~22日 東京都美術館)
  • 第18回展より開催していた「少年部」展覧会を終了(全17回開催)。
1975(昭50)
  • 第35回記念日本画院展(5月10日~22日 東京都美術館
1979(昭54)
  • 第39回日本画院展(5月11日~23日 東京都美術館)
  • 事務所移転 東京都台東区池之端4-23-7 鈴木美江方
  • 創立同人望月春江没(2月13日)享年85歳。
1980(昭55)
  • 40周年記念日本画院展(5月11日~23日 東京都美術館)
  • 第1回日本画院秋季展(11月18日~23日 東京・新宿センタービル 朝日生命ギャラリー) 日本画院会員による会員展
1981(昭56)
  • 第41回日本画院展(5月13日~24日 東京都美術館)
  • 創立同人望月春江を顕彰した「望月賞」を創設(当初ご遺族からの提供、現在の「望月春江賞」)
1985(昭60)
  • 45周年日本画院展(5月11日~23日 東京都美術館)
  • 第6回日本画院秋季展(11月20日~26日 東京・新宿センタービル 朝日生命ギャラリー)
1990(平2)
  • 50回記念日本画院展(5月8日~19日 東京都美術館)
  • 第11回日本画院秋季展(11月22日~27日東京・新宿センタービル 朝日生命ギャラリー)
2000(平12)
  • 第60回記念日本画院展(5月8日~19日 東京都美術館)
  • 第21回日本画院秋季展(11月16日~21日 東京・新宿センタービル 朝日生命ギャラリー)
2005(平17)
  • 第65回記念日本画院展(5月9日~19日 東京都美術館)
  • 第26回日本画院秋季展(11月10日~15日 東京・新宿センタービル 朝日生命ギャラリー)
2009(平21)
  • 第69回日本画院展(4月23日~5月7日 東京都美術館)
  • 第30回日本画院秋季展(9月2日~7日 上野の森美術館)
  • 11月30日「一般社団法人 日本画院」設立。
2010(平22)
  • 第70回記念日本画院展(9月2日~7日 上野の森美術館)※東京都美術館改修のため。
  • 「日本画のこころとかたち-日本画院作家に見られる和の心性」展 6月3日~27日 前橋・広瀬川美術館
  • 日本画院精鋭作家展(9月14日~10月3日 富岡市立妙義ふるさと美術館)
  • 第1回日本画院高遠展「今を生きる日本画の心」(11月17日~12月12日 信州高遠美術館)
2011(平23)
  • 第71回日本画院展(9月1日~6日 上野の森美術館)
  • 日本画院新作家展(4月8日~13日 上野の森美術館)
  • 日本画院選抜展(6月1日~5日 鎌倉芸術館)
  • 暁展ー現代女流画家の集い(10月27日~11月2日 上野の森美術館ギャラリー)
  • 第2回日本画院高遠展「今に息づく日本画の心」(11月23日~12月11日 信州高遠美術館)
  • 日本画基礎講座Ⅰ「(人物画のための)モデルデッサン会(コスチューム)」毎月1回開催 銀座・美術家会館6回アトリエ
2013(平25)
  • 第73回日本画院展(5月12日~19日 東京都美術館)
  • 望月春江とその時代展(4月27日~6月9日 山梨県立美術館)
  • 第4回日本画院高遠展(10月17日~24日 信州高遠美術館
  • 「ロバートクラウダー賞」設立。
2015(平27)
  • 第75回記念日本画展(5月12日~20日 東京都美術館)
  • 第1回日本画院ロサンゼルス展(7月5日~26日 日米文化会館)
  • 第1回山梨巡回展「日本画院と山梨の日本画展」(9月8日~13日 山梨県立美術館)
  • 京都巡回展・京都日本画フェスタ2015 10月20日~25日 京都市立美術館別館)
  • 第6回日本画院高遠展(10月28日~11月29日 信州高遠美術館)
  • 日本画院各支部展の開催[第1回埼玉支部展、第6回群馬支部展、第5回ゆずの会の仲間達展(福島)、第7回神奈川支部展、第13回千葉支部展、第3回東京支部展、第12回日本画院出品作家展(長野飯田会)]
  • 日本画院ロゴマークの制定
2020(令2)
  • 第80回記念日本画院展が新型コロナウィルス感染防止のため翌年に延期となる。

※本ページは、芸術新聞社『美術名典(2023)』及び鈴木久雄氏編纂「日本画院年表」 他日本画院図録をもとに作成しています。