日本画院展｜日本画院 -新しい日本画の創造-

日本画院展とは

新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、私達の公募展覧会が開催できなかった２年間の空白を乗り越えて、東京都美術館で2022年5月、第81回日本画院展を開催することができました。皆様に厚くお礼申しあげます。
公募展を開催できること自体が喜びであることをかみしめ、2023年の第82回展を、私達は気持ちを新たにして迎えます。全国の皆様の作品応募をお待ちしております。
1938年（昭和13年）の創立以来80年余、日本画の公募団体として今日まで活動を続けてまいりました。

私達は創立時の自由で清新な気風を継承し、現代感覚にあふれた新しい日本画の創造を目指すと同時に、国際的な視野を持った人材を育成することにも取り組んでまいりました。その一つが、アメリカ・ロサンゼルスでの最大3ヶ月の滞在研修を副賞とした、ロバート・クラウダ―賞です。同賞は、ロバート・クラウダ―の遺志を引き継いだ、ロサンゼルス在住の日本画顧問の棚野泰全氏の協力により創設されました。第73回展以来、すでに9名の受賞者を輩出しています。研修された方々は、様々な美術や文化にふれることにより、日本画への創作意欲を高めてきております。

これらの取り組みにより、新しい視点や価値観による日本画の創造に繋がり、次の世代への架け橋となっていくことが、私達の願いです。
私達は引き続き、明日へのエネルギーに満ちた創作活動を続けていきたいと考えております。
なにとぞご高覧ご批評を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

※第82回日本画院展作品公募要項より